トマトが安い時期にたくさん買いたいけれど、保存方法に悩んでいる方も多いのではないでしょうか?トマトは保存方法によっては長期で保存することもできます。
この記事ではトマトを長持ちさせる保存方法や保存できる期間、おいしく保存できるレシピを詳しくご紹介します。ぜひ参考にしてください。
トマトの長期保存方法
常温保存|完熟すればさらにおいしくなる
トマトは、まだ青い状態のときは常温で保存しておくと追熟されて赤く色づきます。完熟させると糖度も栄養価もアップするため、できるだけ完熟させてから食べるのがおすすめです。
常温で保存する場合、ポリ袋もしくは保存用袋に入れて、湿度が少ない場所に置いておきましょう。完熟しているトマトも14度以下であれば常温保存できます。その場合は1個ずつ新聞かキッチンペーパーで包み、通気性が良いかごのようなものにヘタを下にして入れます。保管場所は14度以下で風通しが良い場所が傷みにくいです。
冷凍保存|解凍時の皮むきが楽
完熟しているトマトは新鮮なうちに丸ごと冷凍しましょう。洗って水分を拭き取ったトマトを冷凍用保存袋に入れ、空気を抜いてから密封するのがポイントです。丸ごと冷凍するとトマトの細胞組織が壊れるので、旨味がさらに増します。
また冷凍したトマトは冷水で洗いながら軽く擦るだけで皮むきできるメリットもあります。調理したものを冷凍保存するのも解凍してすぐ使えるので便利です。例えば、トマトピューレやソースにしたものを1食分ずつ小分けにして冷凍しておくと時短できます。
【簡単!】トマトの長期保存レシピ
トマトがたくさんあって使いきれないときは、保存食にして長持ちさせるのがオススメです。こちらでは、簡単にできるおすすめの保存食レシピを種類別でご紹介します。
トマトのオイル漬け
トマトのオイル漬けは、オリーブオイルと塩があれば作れる簡単レシピです。
1.トマト1個に対し、塩小さじ1とオリーブオイル4分の1カップを用意します。
2.一口大の角切りにしたトマトを保存瓶に入れ、塩と混ぜ合わせます。
3.そこにオリーブオイルを入れて蓋をしたら、冷蔵庫で30分以上冷やして出来上がりです。冷蔵庫で1週間程度保存できます。
トマトが浸るくらいオリーブオイルを注ぐのがポイントです。パスタやサラダに和えて使用するのがオススメです。
ミニトマトとレーズンのピクルス
ミニトマトは気がつくと皮がシワシワになっていることも多く、慌てて食卓に出したという経験がある人もいらっしゃるのではないでしょうか。ミニトマトがたくさん手に入ったときは、ピクルスにするのもオススメです。
1.ヘタを取ったミニトマト40個分を湯むきしておきます。
2.鍋にワインビネガー1カップと水1と3分の1カップ、はちみつ大さじ4、塩小さじ1、ローリエ2枚、黒粒胡椒10粒、レーズン50gを入れて、1分ほど弱火で加熱します。
3.そこへミニトマトを加え、さらにひと煮立ちさせたら保存容器に熱いうちに入れましょう。冷めたら冷暗所で保存します。
翌日には食べられますが、漬ける期間は好みによります。
瓶をしっかり煮沸消毒して液体にちゃんと浸している状態であれば、作ったピクルスは1~2カ月間保存可能です。
トマトには減塩効果が期待できるカリウムが豊富!
トマトの栄養素で有名なのがリコピンです。リコピンはトマトの皮や種子に多く含まれており、ビタミンEの100倍の抗酸化力があると言われています。
同じく抗酸化力が高いβ-カロテンやビタミンC・Eなども含まれていますが、特に注目したいのがカリウムです。
カリウムは塩分に含まれるナトリウムを排出するサポート効果が期待できます。トマトの旬は7~8月ですが、栄養たっぷりな状態になるのは春と秋です。これはトマトが元々南米原産で湿度が低く、日光をたくさん浴びられる季節を好むからです。栄養価だけではなく、糖度も高くなります。
トマトには一般的な大きさのものとプチトマトがありますが、栄養価が高いのはプチトマトです。一般的なサイズのトマトには100gで540μg、プチトマトは960μgのβ-カロテンが含まれています。
他にも葉酸はプチトマトの方が約1.5倍、ビタミンCは約2倍含まれています。生で皮や種子まで丸ごと食べたり、茹でてソースや鍋に使うのは栄養を逃さないのでオススメです。手作りドレッシングにも使えます。
トマトはおいしく保存できる!
使い道に迷ったらトマトは新鮮なうちに冷凍保存しておきましょう。きれいに洗って水分を拭き取り、冷凍しておけば旨味も増しておいしく食べられます。
冷凍以外ではピクルスやオイル漬けにするのも一つの方法です。比較的長く保存でき、パスタやサラダなどさまざまな料理に使用できるので、たくさんトマトが手に入った際は、ぜひ作ってみてくださいね。
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