アーリオオーリオとペペロンチーノの相違点+簡単レシピ

パスタ レシピ
※画像はイメージです

アーリオ・オーリオって何?
ペペロンチーノとの違いとは?

この2つの何が違うのか、知らない人も多いのではないでしょうか。実は明確な違いがあるのです。

この記事ではアーリオ・オーリオとペペロンチーノの違いと、おいしいレシピを詳しくご紹介します。

アーリオ・オーリオとペペロンチーノの相違点

パスタ

日本では、にんにくとオイルを使ったパスタ料理が「アーリオ・オーリオ」、アーリオ・オーリオに唐辛子が入ると「ペペロンチーノ」といったように、唐辛子の有無で区別されていることが多いです。

つまり「アーリオ・オーリオ」と「ペペロンチーノ」の違いは、辛いか辛くないかの違いと言えます。とはいえ、唐辛子が入っていても「アーリオ・オーリオ」とメニューに記載しているお店もレシピも存在するため、明確な定義はないというのが実情と言えるでしょう。

実は「アーリオ・オーリオ」も「ペペロンチーノ」も日本独自の造語、いわゆる和製英語です。そのため本場のイタリアでこのように注文しても通じません。

なお正式名称はイタリア語であり「Pasta aglio, olio e peperoncino」といいます。

「アーリオ・オーリオ」と「ペペロンチーノ」を別の料理だと認識していた人も多いのではないでしょうか。実は本場イタリアでは「Pasta aglio, olio e peperoncino」といったひとつのセンテンスとして成り立っています。

アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノの意味は直訳すると、「アーリオ」がにんにく、「オーリオ」がオリーブオイル(油)、ペペロンチーノは「唐辛子」という意味を持っており、「にんにく」「オリーブオイル」「唐辛子」を使ったオイルソースパスタを指します。

ちなみに、アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノは本場イタリアのレストランではあまり見かけません。理由は諸説ありますが、一説では「シンプルであまりにも作るのが簡単だから」と言われています。

また家庭料理としても知られており「どれだけ貧乏になってもにんにくと油と唐辛子があれば作れてしまうから」という理由で「絶望のパスタ」とも呼ばれています。

【レシピ】きのこの和風アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノ

 

パスタ

※画像はイメージです

シンプルなアーリオ・オーリオ・ペペロンチーノも美味しいですが、今回はきのこたっぷりのパスタにしてみました。ワンプレートで食物繊維をたくさん摂ることができます。

<材料(2人分)>
しめじ 1株
舞茸 1株
しいたけ 4個
エリンギ 1本
パスタ 120g
にんにく 2かけ
バター 10g
しょうゆ 小さじ1
白ワイン 50cc
オリーブオイル 大さじ2
唐辛子 1本
コンソメ顆粒 小さじ1
塩こしょう 適量
小ネギ お好みで
<作り方>
1.きのこ類は全て石づきを切り落とし、子房に分けておきます。エリンギはひと口サイズに切り分けましょう。にんにくはみじん切りにします。2.フライパンにバターとオリーブオイルを入れて弱火で熱します。バターが溶けてきたらにんにくと種を取った唐辛子を入れます。

3.にんにくの香りがたってきたら、きのこを全部入れて炒めます。全体に油がまわったら白ワインを入れてフタをしてしんなりするまで蒸します。

4.蒸し上がったら蓋をとって水分がほとんど無くなるまで炒めます。

5.少ししょっぱいなと思うくらいの塩を入れたお湯でパスタを茹でます。規定の分数よりも、2分ほど短く茹でましょう。

6.茹で上がったパスタとパスタの茹で汁(お玉1杯分)を3のフライパンに入れて、ぐるぐる絶え間なく混ぜ合わせます。火力は中火にしましょう。
※ぐるぐるまぜることで、ソースを乳化させます。
※乳化とは・・・茹で汁(水)と油を混ぜ合わせてソース状にすること。

7.全体がとろりとしてきたら、コンソメ顆粒と醤油を入れ、塩こしょうで味を整えます。

8.皿に盛り付けて、お好みで小口切りにした小ネギをトッピングしたらできあがり!

コツ・アレンジ方法

    • パスタを茹でる前に具材を炒めて仕上げておきましょう。逆の手順にしてしまうと、パスタがふやけてしまいます。
    • きのこはお好みのものに変えても追加しても◎えのきだけもオススメです。バターと醤油を入れましたが、省略しても大丈夫。きのこの旨みが効いたシンプルな味わいになります。
    • 具材とパスタを炒め合わせる時は手早く混ぜましょう。手早く混ぜることで、水と油が混ざり乳化し、おいしいオイルソースになります。
    • パスタをザルにあげておき、別個にソースを作る方法もあります。その時は、きのこと油、茹で汁がとろりと混ざって乳化したのを確認してから、パスタを手早く和えましょう。
    • パスタを入れてから器に盛り付けるまでの時間は短く!ソースを作っている間にもパスタには余熱で火が通っています。
    • 個人的にはフライパンの中にパスタと茹で汁を入れて一気に乳化させるのがオススメです。その方がパスタに味が染み込む気がします。お好みの方法で作ってみてくださいね。
    • 和風ということでトッピングに小ネギを使いましたが、お好みでイタリアンパセリにしても◎
    • きのこ以外にも野菜を入れても◎玉ねぎや長ネギ、ごぼうやにんじんなどがオススメです。お好みでベーコンを入れても◎

アレンジを利かせたペペロンチーノも美味しい!

パスタとトマト

「アーリオ・オーリオ」と「ペペロンチーノ」は日本独自の造語であり、違いは唐辛子の有無です。とはいえ厳格に区別はされておらず、明確な定義は定められていません。

手軽に作れることが理由で、本場のイタリアではレストランなどで提供されることが少ないメニューです。しかしオイル系のパスタはコツを押さえておかないとパスタソースがうまく乳化できないのも特徴といえます。

最後にご紹介したレシピはパスタの分量が少なめですが、きのこがたっぷり入っており混ざりやすいため、ボリューム満点なだけでなく乳化もしやすく簡単に作れるレシピです。

きのこの旨みをたっぷり吸った和風アーリオ・オーリオ・ペペロンチーノは絶品です。辛味が足りない場合は、カイエンペッパーをさらに振りかけると良いでしょう。なお、きのこの種類を変えたり野菜やお肉を入れてアレンジしても、おいしくできあがります。

ぜひお好みでカスタマイズしてみてくださいね。

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