ほうれん草は冷凍してもおいしい!保存や下処理の方法をご紹介

ほうれん草 豆知識

ほうれん草は栄養価が高い緑黄色野菜として、1年中市場に出ています。ほうれん草はさまざまな料理に使えるため、栄養素や下処理方法を知っていると役に立つでしょう。

この記事では、ほうれん草の保存方法・下処理の仕方・栄養素などをご紹介します。ぜひ参考にしてください。

ほうれん草の保存方法

ほうれん草

方法1:冷蔵保存

ほうれん草を冷蔵保存するときには乾燥に気を付けましょう。ほうれん草は乾燥に弱いことが特徴で、葉っぱをそのまま晒した状態にしていると傷みやすいです。

<冷蔵保存方法>
新聞紙にほうれん草をくるみ、袋に入れた状態で冷蔵庫に入れる。
冷蔵庫に寝かせて置くとエチレンガスが多く出て傷みやすいです。そのため畑での状態に近づけるように、根の部分を下にして立てて保存します。

方法2:冷凍保存

冷凍保存は、生の状態でも茹でてからでもOKです。生の状態で冷凍する場合は汚れを洗って落とし、水気もしっかりとふき取ってから冷凍しましょう。

茹でてから冷凍する際は、茹でた後冷水につけ、しっかりと水気と熱気を取るのがポイントです。

どちらの方法で保存する場合にも、部位ごとに分けてから密封できる袋や容器に小分けして入れておくと使いやすいのでおすすめです。

ほうれん草の調理方法

ほうれん草

下処理:アク抜きをする

ほうれん草にはシュウ酸が多く含まれていて、アクの主成分になっています。品質改良された生食可能なほうれん草もありますが、基本的には下茹でが必要です。シュウ酸は食べる時のえぐみの原因になり、体内に蓄積されるとカルシウムと結合して結石になってしまいます。

ほうれん草のアク抜きは水にさらす方法と下茹でする方法があります。

アク抜き方法1:水にさらす

水にさらす場合は生の状態で小さめに切り、水に約20分つけます。途中で水を交換すると、交換しないときよりも早くアク抜きできます。

アク抜き方法2:下茹でする

茹でてアク抜きする場合は、根元を切り取らずに全部を茹でます。

土などを洗い落とした後、十字の切りこみを根元に入れましょう。沸騰したお湯に少量の塩を入れ、根元部分だけ入れて約1分待ち、その後、葉っぱ全体を入れて30秒~2分ほど茹でます。

なお茹でる時間は、ほうれん草の状態や用途によって変えると良いでしょう。お浸しにする場合の茹で時間は約30秒~1分です。茎が太い場合や茹でる量が多い時には、少しずつ時間を長めにして調整しましょう。

茹でた後は冷水に入れると色止めでき、必要以上に火が通るのを防げます。最後は水気をよく絞りましょう。水気が残っていると後の味付けが薄くなってしまったりなど、味わいに影響を与えてしまいます。

ほうれん草はどんな野菜?

ほうれん草

ほうれん草の原産地・本来の旬

ほうれん草はアカザ科ほうれん草属の野菜です。ペルシャ地方が原産地で、江戸時代に日本へ伝わりました。ほうれん草は全国的に栽培されていて、品種や地域を変えて1年を通して市場に出ています。

ほうれん草の本来の旬は11月~1月です。旬のほうれん草は色が濃くなり、甘みや栄養価が高くなります。

ほうれん草に含まれる栄養素

ほうれん草は緑黄色野菜で多くの栄養素が含まれています。茹でたほうれん草100g当たりのエネルギーは約25kcalです。代表的な栄養素として、鉄分やビタミン・ミネラルなどがあります。鉄分は血液中の酸素を運ぶ働きがあり、人間が活動する時に必須の栄養素です。

100g中に約0.9mg含まれています。また、ほうれん草に含まれるビタミンはビタミンCや葉酸などで、100g中ではビタミンCが約30mg、葉酸は110μgほどです。その他にも、ビタミンB1やB2・E・Kなど多くのビタミンが含まれています。

鉄分やビタミン以外にも、タンパク質や脂質・炭水化物が含まれています。また、ほうれん草は水分が多いことも特徴です。不飽和脂肪酸や飽和脂肪酸・食物繊維も含まれており、茹でたほうれん草100g中に含まれる食物繊維は約3.6gです。

これは緑黄色野菜の中でも食物繊維量が多いとされています。

ほうれん草は栄養価が高い野菜

ほうれん草

適切な保存方法や調理方法を知り、栄養分を流さないようにるすことが大切です。ほうれん草には鉄分やビタミン・ミネラルなどの栄養素が多く含まれています。

基本的には茹でてアクを取りますが、茹ですぎると栄養分が流れてしまう可能性もあります。またほうれん草をおいしく長持ちさせるためには、適切な保存方法を理解することも大切です。

適切な下処理方法と保存の仕方を覚え、料理にぜひ使ってみましょう。

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