【まとめ】砂糖の種類や上手な扱い方について詳しく解説

豆知識

砂糖は料理に甘味を加えるのに不可欠な調味料ですが、種類によって甘味の強さや適した扱い方、料理との相性が異なります。また、長期の保存についても使用方法・分量を誤ると品質が低下してしまうため、注意が必要です。

この記事では、種類別の砂糖の特徴や相性の良し悪し、正しい保存の方法について詳しく解説します。

砂糖は種類によって特徴が大きく異なる

日本でもっとも普及している上白糖

上白糖はさとうきびやビートから作られる原料糖から不純物を取り除いて結晶化し、そこに甘味料の転化糖を加えた砂糖です。上白糖は鮮やかな白色で、特有の湿り気を持っています。砂糖の色や匂いが食材に影響しないため、どのような料理にも使用できるのが大きな特徴です。煮物料理やお菓子作りなど幅広い用途があります。

上白糖は人体に吸収されるのが早いため、少量の摂取でも血糖値が大きく変動することから体調管理の際には注意した方が良いでしょう。

透き通るような白さとさらさらした感触を持つグラニュー糖

結晶化した原料糖に転化糖を加えないまま製品化した砂糖がグラニュー糖です。粒がやや大きく、透明感のある白色のグラニュー糖は湿り気を持たないさらさらとした質感です。そのため、お菓子や飲み物に甘味を持たせる甘味料として多用されています。

また、グラニュー糖を直方体に固めた物が角砂糖です。グラニュー糖や上白糖は白砂糖と呼ばれ、人体に吸収されやすいブドウ糖が主成分です。量産ができる一方で、作る際にビタミンやミネラルなどの栄養が除去されてしまう欠点があります。

濃厚な甘味と豊富な栄養が特徴のてんさい糖

ビートや砂糖大根とも呼ばれているてんさいから作られたのがてんさい糖です。ミネラルを除去せずに作るため、栄養が豊富という特徴があります。てんさい糖は上白糖とは違い、ややくすんだ茶色です。濃厚な甘味がありますがミネラルなどの不純物が多いので、糖度そのものは砂糖の中では低い部類です。

また食材に色が移るため、料理に用いる際は注意が必要です。

どの砂糖も湿気は厳禁

砂糖には複数の種類がありますが、どの種類であっても湿気に弱いという共通点があります。わずかな水分が混在しても急激に固まってしまい、害虫の食害に遭う可能性も否定できません。購入した砂糖を長期間使わない場合は、湿気を完全に遮断できる容器に入れましょう。

日光に当たると熱が生じて結晶が溶けたり、日焼けして変質することもあります。砂糖を長持ちさせるなら、密閉式の容器に移して冷蔵庫に入れるのが良いでしょう。

砂糖と料理の相性を知ることが大切

料理をおいしく作るなら、調味料の扱いは非常に重要なポイントです。特に砂糖による甘味の添加は料理の味の良し悪しを左右すると言っても過言ではありません。それだけに、種類別の砂糖と料理の相性を正しく理解する必要があります。

日本でもっとも広く普及している上白糖は食材に甘味を加える以外の影響がないため、どのような料理にも使用できます。砂糖の万能選手とも言えますが、その一方で甘味がやや弱く深みを持たせるのが不得意という特徴もあります。

同じ白砂糖であるグラニュー糖もほぼ同じですが、急激に加熱すると焦げてしまうことがあるのでその点は注意しなければいけません。グラニュー糖は高温で加熱する料理には不向きと言えます。

てんさい糖は甘味が強く、少量でも万遍なく味付けができます。また、甘味が強い割りには糖度が低いことから、血糖値の上昇が気になる人にぴったりと言えるでしょう。食材に色や匂いが移るため、煮物など長く加熱する必要がある料理に向いています。

砂糖の性質を正しく知ろう

ひと口に砂糖と言ってもその種類は様々です。それぞれ甘味の強さや含まれている栄養が異なり、食材にもたらす影響も違いがあります。単に甘味を加えるだけではなく、料理そのものの色合いや風味を左右する事実は無視できません。

砂糖は湿気に弱いので、保存する際は水気に触れないように注意する必要があります。自分が使おうとしている砂糖の性質を把握することが正しく保存し、料理をおいしく作るための必須条件です。

コメント

  1. whoiscall より:

    Good post.

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