「小豆をイチから炊くのって難しそう」そう思っているかたも多いのではないでしょうか。実は簡単に炊けます!自分で炊けばお好みの甘さに調節できて、お好きな炊き加減でゆるくも固くもできますよ。
この記事では、小豆をおいしく炊く方法とオススメの食べ方を詳しくご紹介します。
小豆の炊き方
<材料 作りやすい分量>
- 小豆 300g
- 砂糖(三温糖がおすすめ) 200~300g
- 水 たっぷり
<作り方>
- 小豆をさっと水で洗い、鍋に入れ、水をたっぷり(小豆の3~5センチ上くらいまで)入れます。
- 中火にかけ、沸騰したら弱火にして、小豆の色が水にうっすら移るまで煮ます。
- 水に小豆の色が付いてきたら火を止め、その鍋に流水を少しずつ入れて冷まします。
※手を器にしたり、ザルを通して水をゆっくりと注ぎましょう。
※一気に冷やすと小豆の仕上がりが固くなってしまいます。 - 冷めたら一旦水を捨て、新しい水を小豆の3~5センチ上くらいまでたっぷりと入れて、中火にかけて煮ます。
- 沸騰したらごく弱火にして、50分~1時間ほどコトコト炊いていきます。アクが出てきたらこまめに取り除きましょう。
※このとき、豆が踊らない火加減にしましょう。 - 豆を4~5粒ほど指で潰してみて、抵抗なく潰れたら炊きあがっています。茹であがったらお砂糖を2~3回に分けて入れ、その都度混ぜます。
- 火でそのまま煮詰めて、できあがり!
押さえておきたいコツ・ポイント
ポイント1:甘さの加減は砂糖で調節しよう
甘さの加減は以下の砂糖の分量がオススメです。
- 200g かなり控えめ
- 250g 控えめ
- 300g 普通
はじめは控えめに作り、味見をしてみて甘さが足りなかったら足していくと失敗を回避できるでしょう。足し過ぎてしまうと甘さの調整ができなくなってしまうので注意してくださいね。
ポイント2:煮詰める加減の目安
ゆるめに仕上げておけば後で煮詰めて調整ができるので、煮詰める加減は「ゆるめ」がオススメです。
なお、冷めてくると煮詰めている時より、結構粘度が高くなるので気を付けましょう。
<煮詰める加減の見方>
少しとろみが付いている→ぜんざいやお汁粉向け
ヘラですくって落とすとトロトロと落ちる→小倉トーストなどトッピング向き
鍋底をさらうと底が見える→おはぎやアンパン向き
少しとろみが付いている→ぜんざいやお汁粉向け
ヘラですくって落とすとトロトロと落ちる→小倉トーストなどトッピング向き
鍋底をさらうと底が見える→おはぎやアンパン向き
ポイント3:その他押さえておきたいポイント
- 小豆は色が鮮やかで照りのあるものを選びましょう。
シワシワのものや割れているものは避け、あれば事前に取り除いておきます。 - 炊いているときは、たまに木べらで底をさらうように混ぜましょう。
小豆が底にくっついている時があります。 - 一度茹でて水を変える作業を「茹でこぼす」と言います。1回目は渋みや雑味を取り除く役目があり、2回目は小豆を柔らかく炊いてじっくり味を含ませていきます。
- 小豆は砂糖を入れると、その時点からそれ以上柔らかくなりません。必ず小豆が柔らかく煮えたことを確認してから砂糖を入れましょう。
- お砂糖は柔らかな甘味の三温糖がオススメです。もちろん上白糖でもOK!ただし、グラニュー糖はコクがあまりないので避けた方が無難です。
- 温めるときはレンジでもお鍋でも◎
- 炊きあがった小豆は小分けにして冷凍保存も可能です。
オススメの食べ方
食べ方1:ぜんざい
ゆるめに炊いた小豆を焼いたお餅にかけて頂きます。香ばしいお餅の風味と優しい甘さの小豆の組み合わせが抜群においしい定番の一品です。
食べ方2:アイスクリームのトッピング
小豆をアイスにかけて頂きます。小豆は温めたものをかけるとアイスとの温度差がおいしさを引き立ててくれます。もちろん冷たいままでもOK!小豆とアイスに温度差がないので、それぞれをゆっくりと堪能できますよ。
食べ方3:小倉トースト
少し固めに炊いた小豆をトーストしたパンにのせていただきます。お好みで泡立てた生クリームを一緒にのせてもおいしいです。最近ですと、バターやマーガリンとの組み合わせも定番になりましたね。甘くてしょっぱい組み合わせもとてもおいしいので、ぜひ作ってみてください。
まとめ
炊いた小豆はアツアツでも冷えた後でもおいしいです。小豆の粒が引き立っている手作りならではホクホク感は市販の粒あんでは得られないおいしさです。
ご家庭でも簡単に炊ける小豆。お時間のある時にでもぜひ作ってみてくださいね。
コメント